『水曜日のダウンタウン』の新企画「寿司合戦」が大盛り上がり!食べた皿を積み上げる新感覚バトルに視聴者騒然

『寿司合戦』とは?斬新なルールと企画内容

食べて積んで投げる!新感覚の大食い競技

2025年5月21日に放送されたTBS系バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」で、新企画「寿司合戦」が実施されました。この企画は、「食べた寿司皿は自陣に積んでもOK、相手が積み上げた皿を崩すために投げてもOK!最終的により多くの皿を積み上げたコンビの勝利となる」という斬新なルールの対戦形式大食い競技です。

通常の大食い競技では「どれだけ早く食べられるか」「どれだけ量を食べられるか」が勝負の決め手となりますが、「寿司合戦」では食べた後の「皿」にも重要な役割があります。単に食べるだけでなく、食べた後の皿を自陣に積み上げることでポイントを獲得できる仕組みです。さらに、相手チームが積み上げた皿に向かって自分の皿を投げて崩すという攻撃的な要素も加わり、食べる競技でありながら戦略性も求められる新しいタイプのバトルとなっています。

トーナメント形式で熱い戦いが展開

「寿司合戦」は、トーナメント制で実施されました。1回戦は「ちゃんぴんず対大自然」「鬼越トマホーク対ネルソンズ」「ママタルト対レインボー」の3試合が行われ、それぞれの勝者が決勝進出を決めました。

各対戦の制限時間は10分間で、その間により多くの皿を積み上げたチームが勝利となります。また、3時間の休憩を挟んだ後に決勝戦が行われるという本格的な大会方式を採用しており、出場者たちの真剣な姿勢が印象的でした。

勝戦は勝ち上がった3チームによる「三つどもえ戦」という形式で行われ、複雑な展開となりました。番組内のナレーションでは「駆け引きとか特に生まれることはなく、ただただ複雑になっただけで、とても見づらくなってしまった」と説明されるほど混戦状態に。途中のプロセスはカットされ、そのまま優勝チームが発表されるという展開になりました。

出演芸人たちの熱演と見どころ

個性派芸人6組が激突

今回の「寿司合戦」には、個性豊かな6組の芸人が参加しました。

「ちゃんぴおんず」はワタナベエンターテインメント所属のお笑いコンビで、2023年の「ぐるナイ?新春おもしろ荘2023?」で優勝した実力派。「大自然」は吉本興業東京本部に所属する「しんちゃん」と「ロジャー」のコンビで、2019年には「KOK キングオブコドウグ?小道具ネタNo.1決定戦?」で優勝した経歴を持ちます。

「鬼越トマホーク」は吉本興業所属の人気コンビで、2010年に結成され、NSC東京校15期生として知られています。「ネルソンズ」は和田まんじゅう青山フォール勝ち岸健之助のトリオで、2016年元日の「ぐるナイ おもしろ荘」で優勝し、「キングオブコント」では2019年、2022年に決勝進出した経験があります。

「ママタルト」は檜原と大鶴肥満のコンビで、大鶴肥満は「まーちゃんごめんね」略して「まーごめ」を万能な言葉として使用していることで知られています。「レインボー」はジャンボたかおと池田直人のコンビで、2018年の「ぐるナイ おもしろ荘」で優勝した実績があります。

三つどもえの決勝戦で混戦状態に

勝戦は勝ち上がった3チームによる三つどもえ戦となりました。通常の一対一の対決と異なり、3チームが同時に競い合うという複雑な状況の中、各チームは自分の皿を積み上げると同時に、他の2チームの皿を崩すという難しい戦いを強いられました。

この三つどもえ戦では「お互いを邪魔し合う複雑な展開」となり、番組内のナレーションでも「駆け引きとか特に生まれることはなく、ただただ複雑になっただけで、とても見づらくなってしまった」と説明されるほどの混戦模様。その結果、途中経過の詳細はカットされ、最終的な優勝チームの発表へと進む展開となりました。

SNSでの反響と視聴者の声

企画の斬新さに賛否両論

「寿司合戦」の企画が発表された時点から、SNS上では多くの反響がありました。番組の公式X(旧ツイッター)が放送内容を告知すると、「寿司合戦」についてのコメントが相次ぎました。

視聴者からは企画の斬新さに注目する声がある一方で、「まねする迷惑系出て、大炎上まで見えた 水ダウ終わってほしくないから、今からでも差し替えろ」という懸念の声も。これは、テレビの企画が一部視聴者によって模倣され、トラブルにつながる可能性を危惧する意見です。

また、「寿司のやつ炎上しそうで楽しみ」といった反応もあり、企画の過激さに関心を寄せる視聴者も少なくありませんでした。

模倣懸念の声も

特に注目されたのは「くら寿司で流行らないか心配」というコメントです。これは、回転寿司チェーン店などの実際の飲食店で、視聴者が「寿司合戦」を真似して迷惑行為を行う可能性を懸念する声でした。

過去にも、テレビ番組の企画が若者を中心に模倣され、社会的問題となったケースがあります。「水曜日のダウンタウン」は常識の範囲を超えた斬新な企画で知られていますが、それゆえに視聴者の一部が番組内容を誤った形で真似してしまうリスクも指摘されています。

企画の背景と『水曜日のダウンタウン』の挑戦

食をテーマにした企画の系譜

実は「寿司」をテーマにした対決企画はテレビの歴史の中で度々登場しています。過去には「TVチャンピオン」で「チーム対抗回転すし職人選手権」という企画が放送されており、そこでは「タイマン早握り!チーム対抗陣取り合戦」や「回転寿司大食いタッグマッチ」といった対決が行われていました。

また、漫画やアニメでも「将太の寿司」などの作品で「炎の寿司合戦」のような寿司対決が描かれており、ゲームでも「寿司合戦」というミニゲームが存在します。「水曜日のダウンタウン」の企画はこうした「食」をテーマにした対決の系譜を、独自の視点で発展させたものと言えるでしょう。

代役MCの中嶋享(や団)の活躍

今回の「水曜日のダウンタウン」では、通常MCを務めるダウンタウン浜田雅功(62)の代わりに、お笑いトリオ「や団」の中嶋享(42)がMCを務めました。これは前週14日に放送された「浜田の代役をそんなワケない芸人たちにオファー!最も早く承諾した人がホントにMCに就任する…代役MCホントドッキリ」で、最短でオファーを受諾した中嶋がMCに抜擢されたという企画の流れでした。

SMA NEET Projectに所属する中嶋は、本間キッド、ロングサイズ伊藤と共に「や団」として2007年から活動開始。キングオブコントには2008年から出場し、2022年から3年連続で決勝進出を果たしている実力派です。SNS上では「中嶋さん楽しそうで何より」「や団の人ほんとに司会してる」といった好意的なコメントも寄せられました。