アニメ業界を揺るがす二大発表が同時に飛び込んできました。
庵野秀明氏のProduction I.G取締役就任、そしてIGポートとサンリオの資本業務提携。
この動きは単なる人事や株式取得にとどまらず、日本アニメの未来を大きく変える兆しを含んでいます。
IGポートとは?―アニメの名門スタジオグループ
IGポートは、日本有数のアニメ制作会社の持株会社です。
傘下には『攻殻機動隊』『PSYCHO-PASS』のProduction I.Gや、『進撃の巨人(初期)』のWIT STUDIOなど、名だたるスタジオを擁しています。
近年では「映像制作」だけでなく、「版権管理」や「商品展開」にも注力。
つまりアニメを作って終わりではなく、IPビジネス全体を設計・管理する「アニメプロデューサー企業」としての色合いを強めているのです。
庵野秀明氏、Production I.G取締役に就任へ
今回の最大のサプライズがこちら。
『エヴァンゲリオン』シリーズで知られる庵野秀明氏が、IGポート傘下のProduction I.Gの取締役に就任することが正式発表されました(2025年8月21日付予定)。
この発表にSNSでは驚きと期待の声が飛び交っています。
- 庵野がIGポートじゃなくI.Gに就任か、なるほど!アニメ業界の新しい動きかも
- このタイミングで庵野が加わるのすごい…。ガチで制作強化に動いてる感ある
- まさか庵野さんがまたI.Gに絡むとは。次回作がI.G主導になる伏線?
かつて庵野氏が関わった『トップをねらえ!』や『ナディア』もProduction I.Gの前身が関与した作品。
今回の就任で、再び旧知の現場とともにアニメ制作の最前線へ戻る可能性が示唆されます。
サンリオとの資本業務提携が意味するもの
もう一つのビッグニュースが「サンリオとの資本業務提携」です。
2025年7月、サンリオがIGポート株式4.98%を約17.6億円で取得、第4位の株主となりました。
これにより、サンリオの人気キャラクターとIGグループによる映像制作・キャラ展開が可能に。
たとえば、キティやマイメロが本格アニメ化される未来も現実味を帯びてきました。
また、商品販売・海外展開にも強みを持つサンリオとの連携は、IGポートのIPビジネスの収益性を大きく押し上げると見られています。
決算では映像赤字でも「最高益」…そのカラクリとは?
IGポートの2025年5月期決算は、映像制作費の高騰による赤字拡大が話題になりました。
一方で、IPライセンスやグッズ販売などの「商品事業部門」は絶好調。
結果として、全体では4期連続での過去最高益を記録しています。
この構造から見えるのは、単なるアニメ会社ではないIGポートの「経営戦略としてのアニメ」です。
今後も庵野氏やサンリオとの連携で、さらにこの構造を強化していくでしょう。
まとめ:アニメの“創る”と“売る”が一つになる時代
庵野秀明というカリスマクリエイターと、世界的キャラクタービジネスを展開するサンリオ。
この二つの力が、IGポートという「アニメ経営企業」に結集したことは、業界にとって決定的な意味を持ちます。
作品を作る人と、売る人、そして管理する人が、一つのチームになる時代。
アニメがより自由に、そして経済的にも豊かになる“次のフェーズ”が、いよいよ始まろうとしています。