【速報】元DeNA乙坂智、戦力外から4年の挑戦実る!マリナーズとマイナー契約締結、藤浪と再会なるか

乙坂智選手、マリナーズとマイナー契約!独立リーグでの活躍が実を結ぶ

好成績でマリナーズの目に留まる

元横浜DeNAベイスターズの乙坂智外野手(31)が、2025年5月9日(日本時間10日)、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだことが明らかになりました。所属していた米独立リーグ「アトランティックリーグ」のヨーク・レボリューションが公式ホームページで発表しました。
乙坂選手は今季、ヨーク・レボリューションで9試合に出場し、打率.405、1本塁打、8打点、4盗塁と素晴らしい成績を残していました。リーグ内打率でも5位につける好調ぶりが、マリナーズのスカウトの目に留まったようです。

ヨーク・レボリューション監督からも称賛の声

乙坂選手が所属していたヨーク・レボリューションのリック・フォーニー監督は「トモの活躍を心から嬉しく思います。彼は本当に素晴らしい人間で、素晴らしいチームメイトです。非常に努力家で、この機会にふさわしい選手です」と称賛のコメントを発表しています。
短期間ながらチーム内外から強い信頼を得ていた乙坂選手。マリナーズでも人間性とプレー両面での評価が期待されます。

戦力外から海外転戦、4年に及ぶ乙坂選手の苦闘

DeNA戦力外の真相と海外挑戦のきっかけ

乙坂選手は横浜高校出身で2011年ドラフト5位でDeNAに入団し、10年間プレーしました。しかし、2021年6月には東京・渋谷のクラブを訪れたことが週刊誌に報じられ、当時新型コロナウイルス感染防止対策で不要不急の外出を禁じる球団ルールに違反したとして自宅謹慎処分となりました。
その後、2021年シーズン終了後に戦力外通告を受けることに。この年は17試合の出場にとどまり、19打数4安打と結果を残せなかったことも要因となりました。
実はDeNA在籍時から海外への関心は高く、2017年にはメキシコのウインターリーグに単身で参加するなど、海外での挑戦に意欲を見せていました。この経験が戦力外後の海外挑戦の原動力となりました。

メキシコからベネズエラ、アメリカへの転戦の日々

戦力外となった2021年オフ、乙坂選手はすぐさま海外での道を模索します。2022年にはディアブロス・ロホス・デル・メヒコ(メキシコシティ・レッドデビルズ)に入団。これを皮切りにメキシカンリーグで複数のチームを渡り歩きました。
その後、ベネズエラのウインターリーグでも腕を磨き、2023年には米独立リーグ「アトランティックリーグ」のヨーク・レボリューションに移籍。2024年はメキシカンリーグのレオネス・デ・ユカタン(ユカタン・ライオンズ)で.367という高打率を記録し、再び注目されました。
2022年シーズンだけでも、メキシコとベネズエラで合計128試合に出場し、176安打、打率.354、41打点、41盗塁という素晴らしい成績を残しています。

独立リーグでの成長と評価

特に注目すべきは、アメリカの独立リーグ「アトランティックリーグ」での活躍です。このリーグはアメリカの独立リーグの中でも最もレベルが高く、MLBが支援するパートナーリーグとして知られています。
乙坂選手は2023年にヨーク・レボリューションで初めて6試合に出場した際には、打率.480、7打点、OPS1.159と好スタートを切りました。「100マイル(約161キロ)の真っすぐやツーシーム」「人生で初めて変化球で押し込まれる経験をした」という高レベルの投手陣相手にも結果を残したのです。
2025年に再びヨーク・レボリューションに復帰した乙坂選手は、さらに磨きのかかった打撃でマリナーズのスカウトを魅了したのでしょう。

藤浪選手との再会と今後の展望

3Aタコマでの日本人対決の可能性

乙坂選手がマイナー契約を結んだマリナーズのトリプルA球団「タコマ・レイニアーズ」には、元阪神タイガースの藤浪晋太郎投手が所属しています。藤浪投手は現在、3Aタコマで調整中であり、二人がチームメイトになる可能性が高いです。
かつて日本のプロ野球で対戦したこともある二人が、アメリカの地で再会するという奇縁に、日本のファンからは大きな関心が寄せられています。藤浪投手は最近調子を落としているものの、乙坂選手との日本人コンビでの活躍が期待されます。

メジャー昇格への道のりと課題

乙坂選手の次の目標はもちろんメジャー昇格です。これまでも「絶対にメジャーに行くという思いは変わりません」と語ってきた彼にとって、今回のマイナー契約は大きな一歩となります。
しかし、31歳からのメジャー昇格は容易ではありません。特にマリナーズは若手外野手が台頭しており、競争は激しいでしょう。乙坂選手の特徴である打撃の安定感と走塁能力をさらに磨き、アピールしていく必要があります。

31歳からの挑戦、ファンの期待

「戦力外から這い上がる」という感動的なストーリーを描きつつある乙坂選手。SNS上では「あきらめずに頑張った姿に感動」「日本のプロ野球で戦力外になっても、世界で活躍できる証明」などと、応援の声が多く寄せられています。
戦力外を受けた選手が海外で再起するケースは珍しく、乙坂選手の今回のマイナー契約は「日本人野球選手のキャリアの新しい形」としても注目されています。彼の活躍次第では、同様の道を目指す選手が増える可能性もあります。
31歳という年齢はプロ野球選手としてはベテランの域に入りますが、乙坂選手の挑戦はまだ始まったばかり。日本からも多くのファンが彼の活躍を見守っています。

まとめ:諦めない心が掴んだチャンス

2021年の戦力外から約4年、メキシコ、ベネズエラ、アメリカと海を渡り続けた乙坂選手の挑戦が、ついにMLB球団との契約という形で実を結びました。
「動かないと景色は変わらないんで。まあ、とにかく情熱ですよね」と語っていた乙坂選手。その言葉通り、常に前に進み続けた結果が今回のチャンスにつながりました。
戦力外からの再起、31歳からの新たな挑戦。乙坂選手の今後の活躍から目が離せません。

- この契約により乙坂選手はマリナーズのマイナー契約選手となりました - 3Aタコマで藤浪晋太郎投手と同僚になる可能性があります - 米独立リーグでの打率.405という好成績が評価されての契約です