ミルコ・デムーロ、23年ぶりの米国騎乗初日で電撃逃げ切り勝利!人気薄でも鮮烈に決めた“復活の狼煙”

7月18日、アメリカ・カリフォルニア州デルマー競馬場で一つのドラマが生まれた。
主役は、かつて日本競馬で数々の栄光を手にした名手ミルコ・デムーロ
そのミルコが、米国で23年ぶりとなる勝利を挙げ、SNSでは驚きと称賛の声が飛び交っている。

なぜ今、米国での騎乗だったのか?渡米の背景を探る

デムーロ騎手はこれまで日本を主戦場としてきたが、2025年の夏、突如として米国遠征を決意。
きっかけはエージェントとの調整により決まったデルマー競馬場での3鞍の騎乗だった。
「とにかく乗りたい、チャレンジしたい」という彼の意思が動かした挑戦だった。

10番人気→逃げ切りV! 勝利レースの全貌と戦術

7月18日のデルマー10R(芝1600m・3歳未勝利戦)で、ミルコは10番人気の伏兵・リボンズに騎乗。
スタートから先頭に立つと、そのまま一度も譲らず逃げ切るという見事な展開で、勝ち時計は1分36秒04。
約2,000mの長丁場を見事にまとめ上げた手綱さばきは、まさにベテランの妙だった。

ネットでの反応:「ミルコ劇場ふたたび」「泣ける」

X(旧Twitter)ではこの快挙に対して多くの競馬ファンが反応。
その熱いコメントの数々をご紹介しよう。


- ミルコさんが アメリカで勝ちました 人気薄で逃げ切りました!
- 米遠征ミルコ・デムーロ騎手が騎乗初日3鞍目V 9番人気で逃げ切り 23年ぶり米国で勝利
- 【海外競馬】 M.デムーロ騎乗がデルマー10Rを伏兵Ribbonsで逃げ切りV!


このようにSNS上では、「ミルコ劇場再び」「泣ける」「伝説が続く」と称賛が殺到。
日本国内にとどまらず、世界中の競馬ファンの心を再びつかんでいる。

ミルコ・デムーロという騎手を改めて紹介

ミルコ・デムーロは、イタリア出身の騎手で日本では2003年の安田記念で外国人騎手として初のJRA G1制覇を果たすなど、長年にわたりトップジョッキーとして活躍。
しかし近年は騎乗数の減少や調子の波もあり、一時は表舞台から遠ざかっていた。
そんな彼が再び脚光を浴びたことに、多くのファンが感動を覚えている。

この勝利が意味するものは?23年ぶりの快挙の重み

今回の勝利は、ただの「逃げ切り」ではない。
それは13年ぶりの米国騎乗、そして23年ぶりの米国勝利という文脈がある。
人気薄で結果を出したことは、“再起”を象徴する出来事として多くの人に語られることだろう。

今後の予定:次戦G2挑戦と米国滞在の見通し

現地時間7月20日には、G2レースでの騎乗が予定されており、今後の活躍にも注目が集まる。
このまま米国での騎乗機会が増えていくのか、それとも一時的な遠征かは不明だが、
いずれにせよ、この一勝が彼のキャリアに再び明かりを灯したのは間違いない。

まとめ:再び輝くか、“ミルコ劇場” in USA

デムーロ騎手が勝ったのはただのレースではない。
そこには「諦めない心」と「再起をかけた覚悟」があった。
人気薄を逃げ切るという“彼らしい”勝ち方で、23年ぶりの米国勝利を手にしたミルコ。
再び“ミルコ劇場”が幕を開ける、その瞬間を我々は目撃したのだ。