不適切にもほどがある!SPドラマ放送決定 江口のりこが都議役で登場

あの“ふてほど”が正月特番で帰ってくる

2024年に社会現象となったTBSドラマ『不適切にもほどがある!』が、ついにスペシャルドラマとして帰ってくる。タイトルは『新年早々 不適切にもほどがある!~真面目な話、しちゃダメですか?~』。放送日は2026年1月4日(日)21時、TBS系列での放送が予定されている。
“昭和おじさん教師”小川市郎(阿部サダヲ)が、再び令和の時代にタイムスリップ。現代社会の「不適切」を笑い飛ばしながら、人と人とのズレや温かさを描く宮藤官九郎脚本の社会風刺コメディが、新年早々に帰還する。

江口のりこが政治家役に SP版で描かれる新しい時代の風刺

注目は新キャスト・江口のりこの登場だ。彼女が演じるのは、都議会議員の平じゅん子。歯に衣着せぬ発言で支持を集めるカリスマ政治家であり、「女性初の総理候補」というワードが物語の鍵を握る。
制作陣は「彼女以外にいない」と語り、江口本人も「最初に台本を読んで大笑いした」とコメント。ドラマでは、彼女の政治的発言が現代社会の“息苦しさ”をあぶり出す重要な役割を担うという。
本作は単なるコメディではなく、ジェンダー、権力、コンプライアンスといった時事的テーマを皮肉と笑いで包み込みながら、政治風刺としての側面を強めている。

阿部サダヲら続投、物語は“未来の純子”へ

連続ドラマ版で活躍したキャスト陣――仲里依紗河合優実、錦戸亮、吉田羊、古田新太ら――も続投。物語は前作のラストからつながり、市郎が“娘・純子の未来を変えるために”再び時空を超えるという展開だ。
SP版では、昭和・平成・令和の枠を超えて未来の日本が舞台になるという。時代を超える「不適切」な発言や行動が、どんな形で“令和の正しさ”に風穴を開けるのかが見どころとなる。

「不適切」再びトレンド入り 令和の笑いと政治風刺

SNS上では、すでに「#不適切にもほどがある」「#ふてほどSP」などのタグが再浮上。江口のりこの政治家役が「リアルすぎる」「まるで現代政治の風刺」と話題を呼んでいる。
2024年には本作由来の言葉「不適切にもほどがある!」が新語・流行語大賞を受賞しており、今回のSP版放送発表で再び注目を集めている。時代の“空気”を笑い飛ばす宮藤官九郎流の風刺が、改めて世相を映す鏡として機能しそうだ。

放送は2026年1月4日、正月の注目作に

放送は2026年1月4日(日)21時から。脚本は宮藤官九郎、プロデュースは磯山晶。撮影は2025年10月にスタートしており、TBSが「年始の看板ドラマ」として全力で制作している。
お正月の夜、笑いながら少し考えさせられる“令和の社会風刺劇”。江口のりこの存在感が、作品にどんな新しい化学反応をもたらすかに注目が集まっている。


・放送日:2026年1月4日(日)21:00~ ・放送局:TBS系列 ・主演:阿部サダヲ ・脚本:宮藤官九郎 ・ゲスト出演:江口のりこ(平じゅん子 役) ・制作:TBSテレビ