2025年10月17日、「ファミレス行こ。」というタイトルがX(旧Twitter)のトレンドに浮上した。SNS上では「トランプ付きBOXが届いた!」「個性豊かすぎるキャラが最高」など、ファンたちの歓声があふれている。
和山やまさんによるこの作品は、前作『カラオケ行こ!』の流れを汲む新シリーズで、登場人物の繊細な関係性とユーモアが人気の理由だ。
なぜ今「ファミレス行こ。」が話題なのか
トレンドのきっかけとなったのは、10月に発売された「ファミレス行こ。」の特装版トランプBOX。聡実と狂児を中心に、物語に登場する個性豊かなキャラクターたちが、52枚のトランプになって勢ぞろいしている。 SNSでは「全部違う絵柄で贅沢」「推しのカードが可愛い」といった声が広がり、発売直後から完売報告が相次いでいる。
トランプBOX特装版ってどんな内容?ファン必見の限定グッズ
このBOXは、KADOKAWAの限定特装版として制作されたもの。箱のデザインは作品世界を象徴する“ファミレスの卓上メニュー風”で、開ける瞬間から物語の空気が漂う仕様になっている。 トランプは、登場人物ごとに異なるシチュエーションが描かれたフルカラー仕様。絵柄はすべて描き下ろしで、ファンにとってはまさに“コレクション用アートブック”のような存在だ。
キャラの“個性豊かさ”が光る理由
このシリーズの魅力は、何よりも登場人物の“個性の交差”にある。 無口で真面目な聡実と、ちょっと破天荒な狂児。ファミレスでの他愛ない会話や小さな気遣いの積み重ねが、読む人の心をじんわり温める。 「個性豊かなキャラ」とは単なる見た目の派手さではなく、内面の不器用さや優しさが等身大に描かれていること。その“リアルな人間味”こそが、ファンの心を離さない理由だ。
『カラオケ行こ!』からの流れとシリーズのつながり
『ファミレス行こ。』は、前作『カラオケ行こ!』の登場人物を軸に、新しい日常を描く続編的な位置づけにある。 『カラオケ行こ!』が“歌”を通して関係の始まりを描いた作品なら、『ファミレス行こ。』は“食事”を通してその関係を見つめ直す物語だ。 軽妙な会話と間の取り方、絶妙なユーモアセンスが健在で、和山やま作品ならではの世界観がさらに深まっている。
ファンの間で盛り上がる「待ち」の空気
SNSでは、次の更新や単行本発売を「待ちきれない」という声が多い。
・「最新話読むの我慢してるけど、トレンド見たらやっぱり気になってしまう…」
・「トランプBOX届いた!開ける前から尊い」
・「続きが気になる…早く次巻出して!」
読者たちは、物語の展開を焦らず楽しみたい一方で、その“待つ時間”すらも作品の一部として味わっているようだ。 この“待ちの熱”が、いま再びトレンドを押し上げている。
これからの展開と発売スケジュール
『ファミレス行こ。』の最新話は2024年12月号のコミックビームに掲載予定。単行本の次巻発売は2025年冬頃が有力視されている。 特装版の再販情報は現時点で発表されていないが、重版・増刷の声も強く、今後の展開にも期待が高まる。 物語はまだ終盤に差しかかったばかり。聡実と狂児の関係がどんな“ファミレスの夜”を迎えるのか——読者の想像が膨らむ。
ファンにとって「ファミレス行こ。」は単なる漫画ではなく、日常の余白を埋めてくれるような作品だ。トレンド入りはその証。
BOXを手にした人も、まだ読んでいない人も、この温かい世界を覗けばきっと心がほぐれるはず。