「えにまが」とは?急成長中のANYCOLOR公式Webマガジンの魅力
「にじさんじ」の裏側を知るためのマガジン誕生秘話
ANYCOLOR株式会社が運営するVTuber / バーチャルライバーグループ「にじさんじ」。そのファンならずとも気になる裏側を深掘りするために2024年10月21日に誕生したのが、公式Webマガジン「ANYCOLOR MAGAZINE(通称:えにまが)」です。「にじさんじ」と「ANYCOLOR」を様々な角度から読み解くエンタメWebマガジンとして、ログイン不要・無料で一般公開されています。
「えにまが」は、ファンに向けて「にじさんじライバーやANYCOLORのことを様々な角度から触れてほしい」という思いから誕生したメディアプロジェクト。にじさんじライバーとマネージャーの対談や、イベント、番組、グッズ作成の裏側など、配信では見られない面をたっぷりと届けているのが特徴です。
充実のコンテンツと注目のカバーアート特集
「えにまが」の最大の魅力は、スマホでサクッと読めるコンテンツから読み応えのある記事まで、様々なファン層に向けたコンテンツ展開にあります。なかでも毎回大きな話題となるのが「カバーアート特集」。新規撮り下ろしのカバーアートとライバーのインタビューを組み合わせた企画で、SNSを中心に大きな反響を呼んでいます。
初回は「ROF-MAO」メンバーへのインタビューから始まり、「ラトナ・プティとマネージャー対談」や「ロクフリ」レイン&ローレン対談など、様々なライバーの素顔に迫る企画が展開されてきました。グッズ開発の裏側を紹介する特集も人気で、「にじさんじ ぬいストア」などの商品開発秘話も掲載されています。
【最新】話題沸騰!「新生活特集」の見どころを徹底解説
七瀬すず菜が贈る"新社会人へのリアルなエール"
2025年3月18日に公開された「新生活特集」第1回は、2024年8月にデビューしたSpecialeメンバー・七瀬すず菜のインタビューです。「新社会人へエール『上手くいかなくても気にしすぎない』」というタイトルで、社会人経験を持つ彼女ならではのリアルな体験談が語られています。
七瀬すず菜は大学卒業後、新卒でバックオフィス系の仕事に就職した経験の持ち主。インタビューでは「大学生のときにアルバイトを3、4つ掛け持ちしてた」という学生時代から、社会人になって「忙しいときは残業がめちゃくちゃあって、会社に泊まることもあった」という厳しい現実まで、包み隠さず語っています。
特に印象的なのは、理想のOL像と現実のギャップについてのエピソード。「キラキラしたOLの姿をイメージしてたけど、実際はそんなに早く帰れないし、わりと早い段階から理想は崩れちゃいました」と、等身大の社会人体験を伝えています。
ユーモアを交えながらも「電車に乗り遅れそうになり、パンプスで爆走して骨折した」「椅子が転がっていって尻もちついて尾てい骨を骨折した」など、思わず笑ってしまうエピソードも満載。そんな七瀬すず菜だからこその「上手くいかなくても気にしすぎない」というメッセージが、多くの新社会人の心に響いているようです。
家長むぎが明かす"人のための勉強"という価値観
2025年3月25日公開の「新生活特集」第2回は、にじさんじ元二期生の家長むぎのインタビュー。「『人のために勉強をする』ライバー&学生生活を続ける家長むぎが学ぶ理由」と題し、21歳の現役大学生兼ライバーとしての特異な立場から、学びの本質について語っています。
家長むぎは、デビューから現在まで一貫して学生生活とライバー活動を両立。多数の資格を保有し、視聴者と一緒に勉強する配信「Study with me」企画も人気を博しています。
このインタビューで最も注目すべきは、彼女の「人のために勉強する」という独自のモチベーション。「同世代の人に何かきっかけを与えられるような自分になりたい」「自分の知らない文化や表現、ルールを知っていくことで、うっかり人を傷つけてしまうことをできるだけ減らしたい」と、他者を思いやる姿勢が強く表れています。
また、「Study with me」企画の影響で「視聴者の過半数が女の子になっていて、10代?同年代の割合が多くなっている」という視聴者層の変化も明かしており、にじさんじの女性ライバーとしては珍しい傾向だと自己分析しています。「外的要因がテイクだけでなくギブでもある」という言葉からは、ファンとの深い相互関係も垣間見えます。
注目のカバーイラスト制作者・KANOSEが表現する春の息吹
今回の「新生活特集」のカバーアートを担当したのは、フリーランスイラストレーターのKANOSE氏。原神、アークナイツ、リバース:1999などの人気ゲームの周辺ビジュアルも手掛ける実力派アーティストです。
七瀬すず菜と家長むぎをフィーチャーした特集カバーは、「新生活」をテーマに春の息吹を感じさせる爽やかな色使いが特徴。SNS上では「カバーアートが可愛すぎる」「ビジュが良すぎる」と称賛の声が相次いでいます。
カバーアートの世界観と各ライバーのインタビュー内容が見事に調和しており、「えにまが」ならではの総合的な魅力を高めています。KANOSE氏のXアカウント(@zhujichuzi)やpixiv(1460159)でも、その他の作品を確認することができます。
「えにまが」の広がる影響力と今後の展望
紙版小冊子も登場!リアルでも楽しめる「えにまが」
Web中心の「えにまが」ですが、2025年1月28日からは紙の小冊子版も一部店舗で配布されています。アニメイト、コトブキヤ、HMVの一部店舗で入手可能で、両面表紙というユニークな特徴を持っています。
一方の表紙にはアンジュ・カトリーナ、戌亥とこ、リゼ・ヘルエスタからなるユニット「さんばか」、もう一方には加賀美ハヤト、剣持刀也、不破湊、甲斐田晴らの「ROF-MAO」が描かれており、収集価値の高いアイテムとなっています。
紙面でしか味わえないインタビューの読み応えや、手に取って楽しめる質感など、デジタルとは異なる魅力が詰まった小冊子版。数量限定のため、入手を希望するファンは早めのアクションをおすすめします。
SNSで大盛り上がり!「#えにまが」が創り出すファンの輪
「えにまが」の更新情報はハッシュタグ「#えにまが」とともにSNSで拡散され、毎回大きな話題となっています。にじさんじ公式X(@nijisanji_app)やANYCOLOR公式X(@ANYCOLOR_Inc)からの投稿に対して、多くのファンが熱い反応を寄せています。
特に今回の「新生活特集」関連ツイートには:
- 「家長むぎ、最高キュートすぎ生命体?ビジュ良すぎるし、えにまがのカバーアートに居るのが嬉しすぎる」
- 「すずぴのえにまがだよおめでとう」
- 「新社会人だけじゃなく新社会人を迎える立場のすべての社会人が読んだほうがいい、七瀬すず菜さんのえにまが」
といった熱狂的な反応が寄せられています。
Z世代を中心に大きな支持を集めているVTuberカルチャーの中で、「えにまが」は新たなコミュニケーションハブとしての役割も果たしているようです。2024年に発表された「Z世代SNSトレンドグランプリ2024」では、VTuber関連のコンテンツが高い人気を示していますが、「えにまが」もその流れに乗った新たなメディア形態として注目されています。
今後の特集予想と「えにまが」の可能性
「えにまが」の成功を受け、これからもさらに多様なライバーやユニットにフォーカスした特集が期待されます。2025年はにじさんじの様々なイベントが予定されており、以下のような企画が期待されています:
- 「七次元生徒会!」1st EP「即物的アンサンブル」リリース特集
- 「さんばか 5th Anniversary LIVE ?3!参!SUN!?」に向けたインタビュー
- 「くろのわーるが武道館でなんかやる」イベント裏側レポート
- 「にじさんじ ぬいストア」や「NIJI×BUDDY(にじバディ)」など新グッズライン開発秘話
これらのイベント情報は公式サイトでも告知されており、「えにまが」での詳細レポートが期待されています。
また、「えにまが」が今後、現在の週刊少年マガジンのような定期刊行物として発展する可能性も考えられます。週刊少年マガジンが様々な作品を連載しているように、「えにまが」も多様なライバーやユニットの魅力を伝え続けるメディアへと成長していくかもしれません。
「にじさんじ」と「ANYCOLOR」の魅力をさらに深く、多角的に届ける「えにまが」。ファンと創り手を繋ぐ架け橋として、その影響力はこれからも拡大していきそうです。