池添謙一騎手とカラマティアノスの初コンビが決定
SNSでも話題沸騰の新コンビ結成
2025年5月21日、競馬界に大きなニュースが飛び込みました。前走の皐月賞で10着に終わったカラマティアノス(牡3歳、美浦・奥村武厩舎)が、6月1日開催の第92回日本ダービー(東京優駿)で池添謙一騎手と初コンビを組むことが発表されたのです。
この発表を受けて、池添騎手も自身のSNSで「東京優駿。カラマティアノス」と投稿し、ファンからは「日本ダービー騎乗おめでとうございます!」「よっ!2度目のダービー制覇期待してます!」といった期待の声が相次いで寄せられています。
最終追い切りでの仕上がりは上々
5月21日に行われた1週前追い切りでは、カラマティアノスは美浦Wコースで5ハロン66秒2─11秒1をマークしました。奥村武調教師は「最後は大きなアクションではないけど、しっかり促して伸ばした。走りやすい馬場だったし、あれくらいは動ける馬」と動きを評価しており、仕上がりは順調のようです。
池添謙一騎手の輝かしいキャリアと実績
45歳のベテランが誇るG1・27勝の実績
池添謙一騎手は1979年7月23日生まれの45歳。1998年にデビューし、JRA通算15190戦1414勝という素晴らしい成績を残しています。特に注目すべきはG1勝利数27勝という圧倒的な実績で、数々の名馬とコンビを組んできました。
数々の名馬との伝説的なコンビ
池添騎手のキャリアを語る上で欠かせないのが、歴代の名馬たちとの関係です:
- オルフェーヴル:2011年に三冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を制覇
- ドリームジャーニー:2009年に宝塚記念と有馬記念で春秋グランプリ制覇
- デュランダル:2003年・2004年のマイルチャンピオンシップ連覇
- スイープトウショウ:2004年秋華賞、2005年エリザベス女王杯制覇
2025年1月には通算1400勝を達成
今年1月12日には、西村真幸厩舎の「運動之都」で通算1400勝を達成し、前輩である松永幹夫騎手の記録に並ぶという偉業を成し遂げました。45歳というベテランながら、まだまだ第一線で活躍し続けています。
カラマティアノスの血統と戦績を徹底分析
父レイデオロ×母ダンサールの良血馬
カラマティアノスは2022年2月25日生まれの牡馬で、父はレイデオロ、母はダンサールという血統です。父レイデオロは2018年天皇賞(秋)の勝ち馬として知られ、母ダンサールはハーツクライ産駒で中央3勝を挙げています。
これまでの戦績と成長過程
カラマティアノスの戦績は6戦2勝で、獲得賞金は3,566万円です。主な勝鞍は2024年のこうやまき賞(1勝クラス)で、着実に力をつけてきました:
- 2024年7月28日:2歳新馬戦で3着(新潟・芝1800m)
- 2024年10月13日:2歳未勝利戦で勝利(東京・芝1800m)
- 2024年12月1日:こうやまき賞で勝利(中京・芝1600m)
- 2025年2月16日:共同通信杯で2着(東京・芝1800m)
- 2025年4月20日:皐月賞で10着(中山・芝2000m)
調教師が語る馬の特徴
奥村武調教師はカラマティアノスについて「バネが良く、非常に弾むようなフットワークで、理想の競走馬」と評価しています。また、「期待値のすごく高い馬」とも語っており、将来性への期待は非常に高いようです。
2011年オルフェーヴルでのダービー制覇を振り返る
雨の東京競馬場で見せた圧巻の勝利
2011年5月29日、池添騎手は7回目の挑戦でついに日本ダービー初制覇を果たしました。相手は後に三冠馬となるオルフェーヴルで、雨で不良馬場となった東京競馬場で2分30秒5のタイムで勝利しました。
この時池添騎手は32歳1ヶ月1日の年齢で、日本競馬史上最年少の三冠騎師となりました。レース後の映像では、「ひたすらラストスパートの瞬間だけに備え、後方で脚をためることに専念した」と解説されており、騎手としての冷静な判断力が光った勝利でした。
池江泰寿調教師も初のダービー制覇
このレースは池添騎手だけでなく、池江泰寿調教師にとっても初のダービー制覇でした。42歳4ヶ月17日での優勝は、1984年のグレード制導入後では最年少記録となりました。
今回のダービーへの期待と展望
皐月賞からの巻き返しへの期待
前走の皐月賞では戸崎圭太騎手とのコンビで10着に終わったカラマティアノスですが、距離が2000mから2400mに延びる日本ダービーでは巻き返しが期待されます。特に池添騎手の豊富な経験と技術が、馬の潜在能力を引き出す可能性は十分にあります。
ファンの期待とSNSでの反応
池添騎手とカラマティアノスの初コンビ発表を受けて、競馬ファンからは期待の声が多数寄せられています。特に池添騎手の過去の実績を知るファンからは「2度目のダービー制覇期待してます!」といった声も聞かれ、注目度の高さがうかがえます。
2025年日本ダービーの見どころ
今年の日本ダービーは6月1日に東京競馬場で開催予定で、皐月賞馬のミュージアムマイルや2着のクロワデュノールなど実力馬が多数参戦します。その中で池添騎手とカラマティアノスがどのような競馬を見せるか、大きな注目を集めることになりそうです。