2025年9月25日、SNSで突如「ボルドーの左岸」という言葉がトレンド入りしました。
フランスのワイン産地を思わせる響きですが、今回話題になっているのはガンダムとファッション誌のコラボレーション。『anan』特別版の表紙にシャア・アズナブルとシャリア・ブルが登場し、手にしていたのが「ボルドーの左岸」のワインボトルだったのです。
anan特別版に登場したシャアとシャリア・ブル
anan 2465号特別版では、一年戦争期の人気キャラ、シャア・アズナブルとシャリア・ブルが並び立つビジュアルが公開されました。
二人が持っている小道具として描かれたのが「ボルドーの左岸」のワインボトル。ファッション誌ならではのアート性と、ガンダムファンを刺激する小ネタが掛け合わさり、大きな話題を呼んでいます。
「ボルドーの左岸」とは何か?
ワイン好きにはお馴染みの用語「ボルドーの左岸」。
フランス・ボルドー地方の名産地で、高級ワイン「シャトー・ラフィット・ロートシルト」などを生み出すエリアを指します。
今回は実在する銘柄ではなく、キャラクター演出のための“架空の銘柄”として登場。現実のワイン文化とガンダム世界観が絶妙にクロスオーバーしました。
ネットで盛り上がる「殴打用ボトル」と「大事な空き瓶」
ファンの間では、このワインボトルをめぐってさまざまな解釈が飛び交っています。
- 「シャアを殴るための瓶では?」
- 「捨てられない大切な空き瓶」
- 「ラベルがボロボロなのが泣ける」
単なる小道具にとどまらず、キャラクターの心情や過去のエピソードに結び付けて考察する声が相次ぎました。ファンダムならではの熱量が伝わってきます。
関連ワード「シャアシャリ」「ヒゲマン」の正体
今回のトレンドでは、「シャアシャリ」「ヒゲマン」といった関連ワードも同時に浮上しました。
これらはSNSユーザーのユーモアから生まれた言葉遊びです。
- 「シャアシャリ」=シャア+寿司のシャリを掛け合わせたネタ。
- 「ヒゲマン」=シャリア・ブルの特徴的な髭から派生した愛称。
ananのスタイリッシュなビジュアルに対して、ネットでは軽妙なネタで盛り上がる。この温度差こそファンダムの醍醐味といえます。
ガンダムとワイン文化の意外な親和性
ガンダムはもともと大人向けのテーマを扱う作品。
そこに高級ワインというアイコンを組み合わせることで、「成熟」「知性」「矛盾を抱えた人間臭さ」といったニュアンスが強調されます。
シャアが手にするワインボトルは、ただの小道具ではなく、キャラクターを象徴するアイテムとしてファンに受け止められているのです。
まとめ:ファンダムの遊び心が作り出す「架空の名ワイン」
「ボルドーの左岸」は実在しないワインでありながら、いまやSNSで独自の意味を持ち始めています。
シャアやシャリア・ブルの姿とともに、空想と現実をまたぐ“ファンダムの遊び心”が、トレンドを駆け巡った今回の出来事。
ガンダムという物語は、こうした小さな小道具からも新たな解釈や笑いを生み出し続けているのです。