懐かしの特撮ヒーロー「ゲキレッド」がトレンド入り
Yahoo!リアルタイム検索で「ゲキレッド」が現在トレンド入りしています。2007年から2008年に放送された「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の主人公である赤いヒーローが、「デンジパンチ」「デンジマン」「デンジレッド」「スペードエース」などの特撮関連ワードと共に注目を集めています。
「アンブレイカブル・ボディ」を持つ野生の戦士
ゲキレッドこと漢堂ジャンは、獣源郷近くのジャングルで虎に育てられた生粋の野生児です。大木の下敷きになっても傷一つなく、咆哮一つで怪人を吹っ飛ばすなど、変身前の状態でも凄まじい身体能力を誇ります。 彼の名乗り口上「体に漲る無限の力!アンブレイカブル・ボディ!」は、その圧倒的な肉体の強さを表現しています。初期メンバー3人の苗字の頭文字を合わせると「カンフー」(漢堂・宇崎・深見)となる言葉遊びも、本作のカンフーテーマを象徴しています。
激気と過激気で強化される獣拳の力
獣拳戦隊ゲキレンジャーの戦いの源は「激気」と呼ばれる獣を心に感じた時に湧き上がる情熱です。物語の中盤では、さらに強力な「過激気」という究極の気を習得し、スーパーゲキレンジャーへと進化します。 スーパーゲキレッドに変身したジャンは「過激にアンブレイカブル・ボディ」と名乗り、パワー・スピード・技のすべてが強化された姿で戦います。スーパーゲキクローという特別なアイテムを使用し、スーツのあちこちから過激気が噴出す迫力ある姿が特徴です。
カンフーアクションにこだわった特撮作品
獣拳戦隊ゲキレンジャーは、カンフー映画を意識したアクション演出が特徴的でした。カット割りを少なくした長回しでの連続アクションや、ロボットの着ぐるみでも拳法アクションができるよう素材から検討された動きやすい着ぐるみの使用など、随所に工夫が凝らされていました。 ゲキレッドのスーツアクターを担当した福沢博文氏は、「カンフーは大好きだったが、いざ自分でやってみると技の種類を知らなさすぎた」と後に語っており、本作での経験を後のアクション監督としての活動に活かしているそうです。
悲しい過去を持つ野生の戦士
漢堂ジャンは、母と死に別れ、実は生きていた父とも死に別れることになったという悲しい過去を持つキャラクターでした。しかし、その悲しみを乗り越え、仲間たちと共に成長していく姿が物語の核となっています。 ゲキレンジャーのメンバーは心技体のトライアングルで敵と戦い、互いが互いを補い学び合うことで成長していきます。初期は、属性(心技体)が同じ3人の拳聖に各々弟子入りし、長所を伸ばす修行を行い、物語の中盤からは残る3人の拳聖から各々が不得意とする属性を学び克服するという、二段構成の修行を経て強くなっていきました。 なぜ今「ゲキレッド」がトレンド入りしているのかは明確ではありませんが、特撮ファンの間で何らかの話題になっているのかもしれません。放送から15年以上経った今でも色あせない魅力を持つキャラクターとして、多くのファンの心に残り続けているようです。